建築物にかける熱い想い!

互いにわかったことは、それぞれつくるものが違っても、建築物にかける熱い思いに変わりはないということだ。いつしか2人の語らいは、幾晩も夜を徹して続けられるようになり、そのなかから、ビルエ法の住宅建築への活用をはじめとして、日本の住宅産業のゆがみを更正する具体策の手がかりのいくつかを、私は得ることができた。やがて、2人の輪に、教育総研からカナダホームヘと私と行動をともにした仲間たちが1人2人と加わるようになり、それぞれ仕事を終えると夜な夜な私の自宅に集まり、日本の住宅産業の改革について熱のこもった議論が展開する状況となった。自宅といっても、子供たちが寝静まったあと、大の男たちがわいわいがやがやと語りあえる場は、3階の屋根裏部屋しかない。そこにいつの間にか、机や椅子、ホワイトポードやコピー機、ワープロまでが持ち込まれるようになり、屋根裏部屋は新会社設立の準備室という様相を呈してきた。それにともない、話の内容も具体化していきた。間接費削減のための経営手法をはじめ、資材の仕入れ、施工システムなど、1つ1つ検討を重ねるなかで、住宅革命を成し遂げるためには、私たちがなにを行わねばならないのか、その実践課題が明確に浮かび上がってきたのだ。

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